「医師って、収入も安定していて、なんだかんだ余裕のある生活でしょう?」
そう言われることが、これまで何度もありました。
けれど、実際に近くで見てきた勤務医の生活は、
華やかさとは真逆で、
静かで、責任が重くて、体力も気力も削られる世界でした。
今日は、医師の妻である私が、
結婚して初めて知った“勤務医のリアル”を少しだけお話ししたいと思います。
これから医師と結婚を考えている方、
すでに医師のパートナーとして支えている方に、
少しでも「わかる…」と共感してもらえたら嬉しいです。
🌙毎日22時は当たり前。残業代も、退職金もない。勤務医に普通はないー
勤務医の帰宅時間は、
21〜23時が当たり前。
21時帰宅だと、「今日は早く帰ってこられたね」と感じます。
定時という概念はほとんど存在しません。
しかも、その長時間労働に対して──
残業代は出ないことがほとんど。
総合病院の経営が良くないため、残業時間に上限を設けられており、残業がつけられず、サービス残業です。(患者の状態から、病気を調べる事は自己研鑽とすれば残業扱いにならないとして、調整をさせられています)
更に驚きは、医局からの指示での異動があるのですが、退職として扱われ、退職金はほぼありません。
労使協に言えば…医局を辞めれば…と言うSNSやYouTubeでの意見を目にしますが、そんな事をしては業界から追いやられるようになる事は目に見えており、当事者はできないのです。(医局を辞めると専門医を取れない科も)
“命を預かる重い仕事”なのに、どうしてこんなにも薄給…?と。
でもそれが、この勤務医世界の“普通”なんですよね。
🌙当直は月約4回。中には約40時間続く勤務も
当直のある週は、特に体力勝負です。
私の旦那は週に1回当直、1回待機があります。
(当直の多い忙しい病院、科なのもあります)
当直とは、夜間に対応する勤務です。夜中に何度も呼ばれ、ほとんど眠れない時もあります。
次の日は休みになるかと思いきや、そのまま勤務です。
24〜36時間連続勤務なんて珍しくありません。
(法律的にはアウトなはずですが、抜け道を用意されており、ギリギリ合法という事にしているそうです)
当直明けに帰ってくると、
ぐったりと倒れて、そのまま数時間動けないことも。
それでも、次の日はまた普通に仕事。
「人の命がかかっている」──
この言葉の重さを、隣で見ていると痛いほど感じます。
待機は、病院から呼ばれたらすぐに駆けつけるように、遠くへの外出が制限されます。
▪︎平日は遅くまで帰ってこれない。
▪︎週1日当直
▪︎週1日待機
▪︎退職金なし
▪︎サービス残業
こんな状態で、自分の健康より人の命を救っている旦那を責めることも出来ませんが、土日含めほとんど家にいなく、寂しく感じる時もあります。
でも、週末にスーパーに寄ると、
家族連れが買い物をしていたり、夫婦で夕飯を選んでいたり。
そんな光景を横目に、
「私は今日も1人」と思う時が多いです。
でも、優しい旦那は、当直後で寝てない中、遅れて迎えに来てくれたり、感謝しかないのですが、これが現実です。
🌙“収入が多い”というイメージとのギャップ
勤務医=高収入
そんなイメージを持たれることも多いですが、
実際は、
時間に対する報酬が見合っていないと感じる瞬間が多いです。
夜中も呼ばれて、連続勤務で、責任も大きくて、
それでも残業代はごくわずか。
でも同時に、
「それでも患者さんに向き合ってる姿をみて、支える側の私も、一緒に頑張ろう」と思えるのです。
🌙それでも続けられるのは、仕事が“使命”だから
長時間勤務で体はボロボロなのを見て、
医師としての知識を生かし、一般企業でもっと年収の高いお仕事に転職もできるのでは?と提案したことがあります。でも彼は
「僕はやりがいを感じているから、医師として働きたい」
過酷なのに辞めず、そんな顔をしている夫を見ると、この仕事は単なる“労働”ではなくて、
生き方そのものなんだなと思います。
🌙医師の妻として感じる日常の小さな工夫
勤務医の生活は不規則で、時間も合わないことが多いです。だからこそ、私は無理に合わせすぎず、
“できるときに、できることだけ” を意識しています。
• 夜遅い日は、作り置きや温めるだけに
• 家事はできる限り機械に頼る
• 一緒にいられる日は、何気ない時間を大事にする
完璧に尽くすより、
“夫婦のペースと気持ちを整える”ことが大切なんだと気づきました。
🌸これからブログに書いていきたいこと
勤務医の生活は大変だけど、
その中にも小さな幸せや日常があります。
お家にご飯がある、それを喜んでくれる旦那。
そんな日常を書いて行きます。
(いつか出会いなども書いて行きたいなと思っています…)
そして、今後は
わが家のおうちごはんも少しずつ紹介していきたいと思っています。
忙しい夫のための体が喜ぶメニュー、
帰りが遅い日でもすぐ出せる作り置き、
心がほっとする夜ごはん──
そんな“医師家庭のリアルな食卓”を、
気負わずに発信していけたら嬉しいです。
🌙最後に
医師の妻になって初めて知ったことが、たくさんあります。
過酷な勤務、長い夜、責任の重さ。
そして、それでも前に進み続ける夫の強さ。
同じように医師のパートナーとして頑張っている方へ。
これから医師と人生を歩もうとしている方へ。
あなたが感じる不安や疲れ、
「わかる…」と共感できる部分が、ここに少しでもあれば嬉しいです。
リアルな日常と、おうちごはんと、
医師家庭の小さな幸せをゆっくり綴っていきます🌸
共感できたら、コメントなどしていただけたら嬉しいです☺️

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